町医者になる将来像が
ドクター人生の起点。
医師を志した時から、頭の中にあったのは「地域のお医者さん」です。もともとお医者さんと言えば、「近所のクリニックのお医者さん」という感覚でしたね。自分自身が受診した際に優しくて何でも相談できて、お腹を触ってもらったり音を聴いてもらったのが、なんとなく温かい記憶として残っていて。後に医師を目指すきっかけにもなり、今まで勤務医として研鑽を積んできましたが、最終的には「クリニックを開業したい」と思っていました。あとは医者になってからわかったことですけど、臓器別にいろいろな専門がある中でも消化器内科はたくさんの臓器をカバーしています。首から下、足腰より上は全部なので、トータルで診る町医者の理想像と一番マッチし、消化器内科を選びました。今まで大きな病院でやってきた、専門でもある内視鏡を軸に、総合内科専門医・消化器病専門医として内科・消化器疾患全般も診療できる両輪でやっていきたいです。
第二の故郷・大津で、
これからを支える一員に。
医者になって16年ほどのうち大津で10年働き、キャリアの大半を滋賀で育ててもらいました。琵琶湖があって自然も豊かで、京都や大阪などの都会にも近く、個人的にも住みやすくていいところだなと愛着があります。これからも大津・琵琶湖を離れたくなかったのと、今まで働いていた地域で開業することで、大きな病院へ患者さんを紹介しないといけない時に自分の勤めていた病院も頼りにできることもあり、この場所での開業に決めました。瀬田地域は人口が増えていて、内視鏡や消化器内科を強みにするクリニックは多くありません。今までやってきたことを軸に貢献できればと思っていますが、どんなことでも相談しやすいかかりつけ医になりたいですね。専門領域でなく完結できない時は他のクリニックや病院を紹介するなど、道しるべの役割も担えたらいいなと。
周囲の理解と協力を得て、
新しいステージに向かう。
1年前に開業した元同僚から、「前よりも自分の理想に近いスタイルで働けて、患者さんとより身近な関係を築けるよ」という実際の声を聞いて、自分も動き出そうと開業に踏み切りました。その元同僚から紹介してもらった開業支援の担当者さんと二人三脚で準備を進めていますが、僕の意図を汲み取った業者さんの提案や具体的な指針を与えてくれる羅針盤のような存在で、とても感謝しています。家族も応援してくれていて、子どもは小さくてまだまだ手がかかる時期ではあるんですけど、僕が「やる」と言ったら、妻は「わかった」と。本当にありがたいですね。休みの日は子どもを公園へ連れて行ったり、京都水族館や動物園、植物園などに家族で出かけて、癒されています。
「V・drug」併設クリニック
関西第一号となる開業。
地域の方々がドラッグストアを日常的に使われているので、ドラッグストアの近くに建てたいというのは当初から思っていたことです。いくつか候補として他社もある中で「V・drug 大将軍店」を選んだ理由は、立地的に角地で地域の患者さんが行きやすいだろうとお声を掛けさせていただきました。「V・drug」の開業支援は、建築から地主さんの交渉などもトータルでサポートしてくれるとホームページで見まして、ここにお願いしたら心強いと思ったんですね。「V・drug 大将軍店」は2016年にオープンし、長く営業している既存店です。その敷地内に建てられませんかというかなり無理なお願いでしたが、柔軟に考えて受け入れていただき、ホームページどおりの開業支援への熱意と、関西初の取り組みに大きな期待がかかっているのを感じました。地主さんや不動産屋さんとの交渉では、僕が困らないように金銭的にもいろいろギリギリのところでやってくださるバックアップがすごくありがたかったです。「V・drug」は母体の「中部薬品」が大きな会社組織なので、お薬の調剤は安心ですし、電子処方箋やこれからの動きにもぱっと対応してくれると思っています。処方箋や検査の待ち時間にドラッグストアで買い物ができるというのもメリットです。いつも通っているドラッグストアの前にクリニックができたことを認知してもらい、体調の変化や気になることが少しでもあれば真っ先に頼れる存在になれるように。一人ひとりの患者さんを大切に診させていただきながら、地域の方々の健康を支えるクリニックを目指したいと思っています。
患者さんの負担を軽減し、
内視鏡検査をより身近に。
僕は内視鏡を専門としており、コロナ禍における受診控えで、がんの発見が遅れて進行した状態で見つかるといったことが増加しているのを如実に感じました。「検査した方がいいのはわかるけど、大きい病院に行くのはちょっと抵抗があるし、時間的な余裕がない」という人がたくさんいるので、気軽にかかれるクリニックがやっぱり必要なんじゃないか。もっと言えば、そのクリニックで大きな病院と同じクオリティの高い内視鏡検査ができれば地域貢献になるんじゃないかと思っています。内視鏡、わかりやすく言うと胃カメラや大腸カメラですが、皆さんにとって敷居が高く、できることなら受けたくない検査ですよね。苦痛や不安を感じる声をよく聞くので、何とかして皆さんのイメージを変えることができたらなと。これまでに培った専門医の知識や経験を生かして、「眠っている間に受けられる楽な内視鏡検査」を麻酔(鎮静剤)やお腹が張りにくいガス、最新の機器を使って行います。検査の流れは、点滴からお薬を入れたら程なくして入眠します。胃カメラなら10分、大腸カメラなら20〜30分の検査をして、眠った状態で検査用ベッドのまま移動し回復室(リカバリールーム)で休んでいただき、20〜30分くらいで目が覚めて終了。トータル約30〜60分です。院内は検査用ベッドが出入りしやすいレイアウトにこだわり、スムーズで快適な検査ができるように配慮しました。内装の基本は優しい木目調で気持ちも落ち着き、気構えせずに通いやすい雰囲気にしています。胃がんや大腸がんは早く見つけて早く治せば完治できる病気なので、症状がないうちからの定期的な検査がおすすめです。
病気になる一歩手前の未病を
捉えるクリニックの使命。
「大津赤十字病院」で重症患者さんの治療をやってきた僕がクリニックで力を入れたいのは、重症になる前に何か手を打てないか、リスクになるものを検査で見つけてしっかり管理できないか。内視鏡もそうですが、大病になる前の段階で見つけられればなと。また、総合内科医なので、どんな症状でも遠慮なくご相談いただきたいですし、一緒に寄り添いながら解決していきたいです。最近ちょっとお腹の調子が悪い、胃がもたれる、食欲が減った、便秘がひどい、下痢といった様々な症状でお悩みの方や、健康診断で引っかかった方にも来ていただいて、「三上先生のところに来たら良くなったわ」「なんか安心したし、ホッとしたな」と言われるのが理想ですね。
丁寧に思いやりを込めて、
心の通う温かな医療。
日頃の診療では患者さんそれぞれのニーズも大事にしたいです。それをうまく汲み取りながら、何をするにしても一方通行ではなく、お互いにわかり合った状況になるようにしっかり説明し、患者さんが納得して検査や治療に参加できるクリニックでありたいと考えています。診察は数分ですが、まずは目を見て話し、お話を聞くという基本を大切に。クリニックは病気を見つけたり治したりするだけが役目ではないと思っていて、対話するだけでも安心を提供できたりします。スタッフのコミュニケーションも含めてみんなで温かい雰囲気を作って、ここに来たら気持ちがほっこりして帰れるようにしたいですね。また受診しようかなと思っていただける地域に開かれたクリニックにしないといけないですし、診療の質だけでなく、院内の雰囲気もしっかり良いものにして、最終的には患者さんの「受診して良かった」という満足につながり、そういう中で信頼関係が生まれればいいなと思っています。